大型新人フロントスタッフ尚永(ナオエ)現る
- 2019.02.26 Tuesday
- 14:35
JUGEMテーマ:ダイビング
2月の木枯らしが吹くある日彼女はフロントスタッフの面接に来た。。。
彼女の名前は尚永由未(ナオエユミ)
ライセンスランクはオープンウォーターダイバー。先日6年のブランクがあったので研修期間中にうちのコースディレクターである洋平がリフレッシュ講習をやった。
アドバンス講習の初日という事で僕は初めて尚永(ナオエ)さんと潜る事になった。
初めて彼女と潜るので少しの不安は正直あったが・・・きっと大丈夫。なんてたってうちの信頼できるコースディレクター洋平王子がリフレッシュ講習をやったんだから。
朝の準備を終えお客様達が海へ行ってからブリーフィングをし1Fへ降りてまずはドライスーツを着てセッティング場所へ
尚永:マッキードライの袖は外側に折るんだよね〜?
???
いやいや大丈夫。この子が言っているのはドライスーツを着る時に首部分を外側に折ってからという事を言っているんだろう。
うんうん。。。焦るな焦るな海へ早く入りたい気持ちは分かるが焦るな。
振り返り尚永の方を見るとそこには。。。
すでにドライスーツにしっかり首を通して自信満々の尚永が立っていた。
ん?ネックにはすでにネックバンドも巻いてある・・・という言事はまっまさかっ
おいおいおいおいおいおいっ!!
誰だっ尚永にオープンウォーターのライセンスを発行したインストラクターはっ!!
冷静にドライスーツの着方を一から説明するオレ。
大丈夫大丈夫っ今まで生きてきた人生でこんな事より驚いた場面にはいくつも会っている。
マッキー:気を取り直してじゃあセッティングしておいて〜
尚永:は〜い、最初はタンクに〜〇△□ぶつぶつ・・・
ウェイトを取りに行って戻ってくると
ん?どした?セッティングの時には最初に残圧を計ってからと習ったのか?
きっとそうに違いないね。
念には念を?石橋を叩いて?とはちょっとちが・・・
あなた様はこれでバルブあけて何をしたいのか?
あなた様はこれで何処に行きたいのか?
あなた様はそれとも何かい?
俺をからかっているのかい?
大丈夫大丈夫っ冷静に冷静に俺はいつも冷静っ
落ち着いて彼女にBCとレギュのセッティング方法を優しく伝える。
そして初めてセッティングされた器材を見た時のような顔をするズルい尚永w
同時に尚永にリフレッシュ講習をした洋平を憎んだオレw
誰にも間違いはあると言って能天気な尚永
BCをシリンダーに付けて何故かレギュ持ってぐるっと一回転したダンサー尚永w
『やる時はやってやる!』と何故か反省よりも意気込む尚永w
尚永:マッキー大丈夫だから心配すんなって!
と何でか上から俺を励ます尚永w
もうすっかりご機嫌で自分はカンペキだと思ってルンルンな尚永
んん?
ドライホースさえ刺さっていないから実はスタートにも立てていない尚永っ
それでも『マッキー早く行くぞっ!』と俺を生意気に可愛く煽る尚永っw
きっと水中行ったら大丈夫っ
人魚のように美しく泳げるから
大丈夫大丈夫っ
きっと砂なんて一粒たりとも舞い上がらせないから
階段下りてフィン履いてそれでは〜
潜行〜
潜行〜
ドライとBCの空気抜いて潜行したいのに一生懸命フィンキックしている尚永
重力と一生懸命戦う尚永のフィンキック
どうしてもフィンキックLOVE。。。だけど本当は潜行したい尚永
フィンキックでどんどん離れて行く尚永
まあまあまあ
色々ありますわなっw
一度水面に上がって尚永を追いかけてフィンキックだけしないでと伝える
すると
すぅ〜っと下りてきた大丈夫な尚永
と油断したら
どんどん俺を抜かしていく尚永
前に出て止めようとしたら
突然ホバリングの練習を始めた尚永
と思ったらアイコンタクトもとらないでまた俺を抜かしていった尚永
再び前に出て止めようとし振り返ったら
尚永は消えいていて代わりにイワシの群れ
遠くで『あ〜〜〜ぁ〜』と聞こえたのでまさかと思って上を見ると。。。
コントロールされた緊急スイミングアセントを決めている尚永
下でまたイワシに囲まれた
と思ったら
す〜っとイワシをけちらし下りてきた尚永
泳ぎ始めて振り返ると
尚永すでにワープ後でおらず。。。
上を見ると
また一人でコントロールされた緊急スイミングアセントを決めている尚永
下りてきて『私を見ろ!!』のサインを出した尚永
輪をくぐり始めた尚永
『どうだ?!』何故か“やってやったぜ感”出してくる尚永
ピースで決める尚永
更に調子に乗ってWピースで決める尚永
マイペース尚永
天然尚永
ニックネームに悩む俺
大丈夫、彼女は陸ではこんなにしっかりしているように見えるから
そんな
大型新人フロントスタッフ尚永を皆さん宜しく!
マッキー